バレンタインの思い出

世の中のカップルにとってはバレンタインというのは一大行事だ。
日本では女子からチョコレートをプレゼントするから、百貨店や専門店はその付近、チョコレートを買い求める女子達で溢れ返っている。

最近は、彼へのチョコレート代を、自分への分の金額の方が上回っているらしいが、この件についてはわざわざ指摘するまでもない。
大学生の頃は、私も若干バレンタインの波に踊らされていた。
チョコレートとプレゼントをセットで彼に渡さないと、彼女失格なのではないかと思い、とりあえず一通りのものを購入したものだ。
それを渡す段階になると、片思いの女子はもはやどきどきであろう。
まずは受け取ってもらえるかが肝心要である。
一方付き合っている彼女になると、ずいぶん心構えは変わってくる。
受け取ってもらえる前提の上に成り立っているので、喜んでもらえるかしら、という楽しいどきどきなのだ。
当時の自分は幸せなことに、その楽しいどきどきの状態で彼を待っていた。
これを渡したらどんな顔をするか、と想像してにやにやしていたが、まあ今の自分からは想像もつかない。
けれど待てど暮らせど来ないのだ。
何かあったのかと心配になり、電話を入れてみた。
すると、コール音の後電話を取るのだが、何も言わずに切ってしまう。
これはいよいよ何かあったな、と電話を何度もかけてみるが、その度に切られてしまうのだ。
心配で泣きそうになりながら、その場から動くことも出来ずに立ちつくしていると、ようやく向こうから電話がかかってきた。
「もしもし」と出る。
すると、「今起きたし」と、何やら逆切れをしている。
「今から支度するから遅くなるけど」とぶっきらぼうに言うのだ。
私は怒り狂った。
こいつは自分の非を棚に挙げて何を怒っているのか。
なんなら殴ってもいいくらいだと、どうしたらこの男に気づかせることができるのだろうか。
そして私は、一生懸命選んだチョコレートとプレゼントを捨てようとゴミ箱の前に立った。
これをぶち込んでやる、と息巻いた。
けれど逡巡した後、私は振り上げた手を力なく下ろした。
どうしても捨てることができなかったのだ。
何故って、大枚はたいたのだから。

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